AI医療機器、開発支援へ 経産省、海外展開を後押し

AI要約

経済産業省が、次世代型医療機器の海外展開を支援する取り組みを始めることが分かった。AIやソフトウェアを活用した医療機器は世界市場で成長しており、日本の企業も競争力強化を図るために研究開発を推進する。

世界で急速に拡大する「プログラム医療機器」の分野では、AIを使ったがん検出やスマートフォンアプリを活用した禁煙治療などが注目されている。診断精度向上や医療費軽減に寄与している。

経済産業省は2025年度予算案に関連予算を盛り込み、日本企業の国際市場におけるシェア向上を支援する方針だ。

 経済産業省が、人工知能(AI)やソフトウエアを活用した次世代型医療機器の海外展開を目指す企業への支援に乗り出すことが21日分かった。世界市場では成長産業と位置付けられるものの、日本企業のシェアは低く、研究開発を後押しして競争力の強化につなげる。2025年度当初予算案に関連予算を盛り込む方針だ。

 「プログラム医療機器」と呼ばれ、画像分析でがんを発見するAIや、禁煙治療用のスマートフォン向けアプリといった分野が世界で急速に拡大。診断精度の高度化に加え、医療従事者の負担や医療費の軽減に寄与している。