「定期券」を少しでも安く購入する方法はありますか?交通費支給なしの条件で仕事しているので、節約したいです。

AI要約

定期券を購入する際には、有効期間が長い定期券を選ぶと割引率が高くなりお得です。

クレジットカードで支払うとポイントが貯まり、スマートフォンが定期券になる「モバイル定期券」もお得です。

朝の混雑時間を避けて出社できる人は、「オフピーク定期券」の利用を検討すると良いでしょう。

「定期券」を少しでも安く購入する方法はありますか?交通費支給なしの条件で仕事しているので、節約したいです。

会社からの交通費の支給がない場合だと、通勤のためにかかる費用を負担に感じる人もいるかもしれません。通勤に電車を使う場合は定期券を購入して使用していることもあるでしょう。

「交通費を少しでも節約するために、定期券をできるだけ安く購入したい」と考えた場合、どのような方法があるのか確認してみましょう。

本記事では、定期券の運賃の割引率が大きくなる有効期間や、朝の混雑時間を避けて出社できる人におすすめの「オフピーク定期券」についても詳しくご紹介します。

定期券には、有効期間が「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」の3種類があり、一般的に有効期間が長いものほど割引率が高く、お得に購入できるようになっています。

例として、都営地下鉄で利用できる通勤定期券の運賃を表1にまとめました。

表1

出典:東京都交通局「都営地下鉄 運賃・乗車券・定期券」を基に筆者作成

1ヶ月で6460円であれば、単純計算すると3ヶ月で1万9380円、6ヶ月で3万8760円になりますが、実際には3ヶ月分で960円、6ヶ月分で3870円も安く購入できます。そのため、勤務地が途中で変わる予定がないのであれば、6ヶ月定期券を購入するとよいでしょう。

定期券を購入する際に、可能であればクレジットカードで支払うようにするとポイントが貯まってお得です。有効期間の長い定期券だと代金もある程度高額になるため、多くのポイントを貯められるでしょう。

また、自分のスマートフォンが定期券になる「モバイル定期券」なら、鉄道会社のポイントサイトに登録することで、定期券の購入金額にあわせてポイントが貯まることもあるため、お得に購入したい人はチェックしておくことをおすすめします。

時差通勤が可能な場合など、朝の混雑時間を避けて出社できる環境の人は、通勤定期券が対象となる「オフピーク定期券」の利用を検討するとよいでしょう。

平日朝のピーク時間帯以外に定期券として使えるオフピーク定期券は、通常より安い価格で購入することが可能です。

東日本旅客鉄道株式会社によると、2024年10月1日発売分からは、価格改定により通常の通勤定期券の約15%割安で購入できるようになります。ポイントサイトに登録・エントリーすることで購入するたびにポイントが貯まるというメリットもあるため、チェックしてみることをおすすめします。

ただし、オフピーク定期券の適用区間や駅ごとのピーク時間帯については事前に確認が必要です。ピーク時間帯に利用する場合は別途IC普通運賃が必要になるため、注意しましょう。