世界のAIアプリ市場が急成長。売上高は北米、ダウンロード数はインドがトップ

AI要約

センサータワーが2024年のAIアプリ市場に関する調査結果を発表しました。AIアプリのダウンロード数と売上高が前年比で増加しており、注目されています。

ダウンロード数の地域別首位はインドで、売上高の首位は北米です。チャットボットや画像編集系アプリが人気を集めています。

米OpenAIの「ChatGPT」がダウンロード数や売上高でトップに立ち、中国のAIアプリもトップ30にランクインしています。

世界のAIアプリ市場が急成長。売上高は北米、ダウンロード数はインドがトップ

米調査会社センサータワーがこのほど、「2024年人工知能(AI)アプリ市場インサイト」を発表した。1~8月の世界のAIアプリのダウンロード数は前年同期比26%増の22億回で、売上高は51%増の20億ドル(約2800億円)だった。24年通年の売上高は33億ドル(約4700億円)に達する見込みだという。

地域別のダウンロード数ではインドが21%を占めて首位に立ったが、売上高では北米が47%を占めてトップとなった。

ダウンロード数のトップ30は、ほぼチャットボットと画像編集系アプリが占めた。1位は米OpenAI の「ChatGPT」で、ダウンロード数1億6000万回余り、売上高は約2億3000万ドル(約330億円)だった。22年11月の配信開始から24年8月までの売上高は2億7000万ドル(約380億円)を超え、月間アクティブユーザー(MAU)は1億9000万人を突破している。

中国バイトダンスのAIアシスタント「豆包(Doubao)」は5位、中国語のAIアプリでは唯一トップ30入りを果たした。同社からは、海外向けの写真加工アプリ「Hypic」と教育アプリ「Gauth」もランクインした。

*1ドル=約142円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)