山陽新幹線で自動運転導入へ JR西、2030年代の開始を目指すと発表

AI要約

JR西日本は2030年代の山陽新幹線で自動運転を導入する計画を発表した。

自動運転レベルはGoA2で、運転士が先頭に乗務し、ボタン操作で車両を制御するシステムを採用する。

自動運転の導入により、運転士の業務量削減や安全性向上が期待されている。

山陽新幹線で自動運転導入へ JR西、2030年代の開始を目指すと発表

 JR西日本は18日、山陽新幹線で2030年代の自動運転開始を目指すと発表した。

 山陽新幹線で導入する自動運転は、自動運転レベルが「GoA2」となる、運転士が先頭部に乗務するタイプのもの。発車時に運転士がボタンを押すことで出発し、装置がリアルタイムで演算し車両を制御することで、所定時刻での駅の通過や、到着駅への自動停止を実現する。

 JR西日本では、JR東海に技術協力を仰ぎ、2030年代の自動運転開始を目指していくと説明。自動運転技術の導入により、運転士の業務量を削減し、駅発車時のホーム上安全確認に注力できるようにするなど、さらなる安全性向上が実現できるとしている。

 新幹線の自動運転については、JR東日本も9月10日に本格導入に向けた流れを発表。2028年度に長岡~新潟新幹線車両センター間でGoA2、2029年度に新潟~新潟新幹線車両センター間で完全無人運転の「GoA4」をそれぞれ導入するとしている。