ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートに歩行者天国化計画

AI要約

ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートが歩行者天国になる可能性があることが明らかになった。

市長の計画では、自転車を含めた車両の通行を禁止し、より多くの買い物客を呼び込むことが狙いとされている。

一部の小売業者はこの動きを歓迎する一方、地元住民や一般市民からは反対の声も上がっている。

ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートに歩行者天国化計画

高級百貨店セルフリッジズや衣料品小売りのマークス・アンド・スペンサーなど、英国で最も有名な店舗が軒を連ねる首都ロンドンの目抜き通りオックスフォード・ストリートが、歩行者天国になる可能性がある。より多くの買い物客を呼び込むことが狙い。カーン市長が9月17日公表した計画で明らかになった。

ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートが歩行者天国になるかも。

カーン市長氏は9月17日、主要交差点のオックスフォード・サーカスから西のマーブル・アーチまでの約1.6キロの区間で、自転車を含めた車両を通行禁止にする意向を発表。より多くの買い物客を呼び込むことが狙いだ。

車両が禁止されている、世界の主な道路はNYのタイムズ・スクエアやバルセロナのランブラス通りなど。

以前の計画は地元自治体によって阻止されたが、カーン市長によると、今回は違うという。

「私は中央政府の支援を得ている。つまり、地元自治体が反対しても、私たちには計画を進める権限がある。

オックスフォード・ストリートが今後何十年も繁栄するよう地元住民や企業と協議し、協力していく」

市長室によると、オックスフォード・ストリートには1日当たり約50万人の観光客が訪れるが、近年、有名百貨店や「トップショップ」など多くの旗艦店が閉店。パンデミック後の回復に苦戦している。

1864年から旗艦店を構える百貨店大手ジョン・ルイスなど一部の小売業者はこの動きを歓迎。ただ、他の人はそれほど喜んでいない。

「ひどい、ひどい案だ。

バスが必要なのは分かるだろう。通りの端から端までどうやって行くのか。正気を疑う考えだ。

私は100%反対だ」

カーン市長の事務所は、バスの迂回ルートについては明らかにしていない。

住宅・コミュニティー相も兼務するレイナー副首相は、今回改定された計画を現時点で支持している。

与党労働党は、国内経済の成長を加速させるプロジェクトについて承認プロセスを加速させたい考えだ。