年末にかけて 道路横断中の歩行者が被害に遭う死亡事故が増加傾向 岡山県警が注意を呼び掛け

AI要約

岡山県警が過去10年間の交通死亡事故を分析し、9月から年末にかけて歩行者が道路横断中に被害に遭うケースが多いことが分かった。

特に薄暮時や夜間に起きる死亡事故が多く、ドライバーは早めにライトを点灯し、ハイビームを使用することが重要とされている。

歩行者もLEDライトや反射材を着用し、横断歩道を渡るなど注意する必要があると呼び掛けられている。

年末にかけて 道路横断中の歩行者が被害に遭う死亡事故が増加傾向 岡山県警が注意を呼び掛け

 岡山県警が過去10年間の交通死亡事故について分析しました。日が短くなる9月から年末にかけて、薄暮時や夜間に道路を横断していた歩行者が被害に遭うケースが多く、秋の交通安全運動を前に注意を呼び掛けています。

 岡山県警は、2014年から2023年までの10年間に発生した交通死亡事故を分析しました。その結果、歩行者関連の死亡事故224件のうち99件(44.2%)が、9月~12月の4カ月間で発生しました。そして、76件は歩行者が道路横断中の事故でした。

 76件のうち8割以上に当たる63件は薄暮時や夜間時間帯に起きていて、63件中ハイビームを使用していた車は1台のみ。64人の死者のうち反射材などを着用していた人は2人だけでした。

 岡山県警は、ドライバーは夕暮れ時には早めにライトを点灯しハイビームを基本とすること。歩行者は外出時にはLEDライトや反射材を必ず着用すること。そして横断歩道を渡ることなどを呼び掛けています。