〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.39%高、独0.98%高(13日)

AI要約

欧州株式市場は週末13日に軒並み上昇し、英FTSE100、ドイツDAX、フランスCAC40、ストックス欧州600種指数がそれぞれ上昇した。

市場は米FRBの利下げ観測や中国の財政支援期待により好調だった。テクノロジー株や不動産株が強い動きを見せ、鉱業株も上昇に寄与した。

個々の銘柄では、エンデバー・マイニングやザランドなどが大幅高だった一方、セインズベリーやドイツポストなどが売られた。

 【ロンドン時事】週末13日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比32.12ポイント(0.39%)高の8273.09でこの日の取引を終えた。週間ベースでは1.12%高。

 ドイツ主要40銘柄指数(DAX)は0.98%高(週間では2.17%高)、フランスCAC40種指数は0.41%高(同1.54%高)、ストックス欧州600種指数は0.78%高(同1.854%高)だった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測が再燃する中、テクノロジー株や不動産株などが好調で、相場をけん引。金属消費大国の中国で政府による財政支援の期待が膨らみ、鉱業株が上伸したことも価格上昇に寄与した。

 FTSEの構成銘柄では、産金大手エンデバー・マイニングが10.54%の大幅高と上昇率トップになったほか、同業フレスニロも5.67%高と好調だった。賭け屋大手エンテインは2.86%高だった。一方、流通大手セインズベリーが2.03%安、酒造大手ディアジオが1.44%安と売られた。

 DAXでは、通販大手ザランドが10.30%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが9.44%高と急伸。コメルツ銀行も4.17%高と上昇した。他方、郵便・物流大手ドイツポストが1.02%安、医薬大手メルクが0.21%安だった。