小林製薬「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ」販売を一時休止 日本歯科医師会が推薦取消し「紅麹問題で原因の検証や対策等が未完了」などのため
AI要約
小林製薬は自社製造販売している口腔ケア製品の推薦が取り消され、糸ようじなどの販売を一時休止することになった。
取り消された製品には糸ようじ、やわらか歯間ブラシ、ピースクリンが含まれており、品質や安全性の問題ではなく、紅麹問題に関連している。
日本歯科医師会は製品の安全管理の観点から推薦を取り消し、小林製薬は信頼回復に全力で取り組むとしている。
小林製薬は自社で製造販売している糸ようじなど口腔ケア製品について、「日本歯科医師会」からの推薦が2024年8月29日付で取り消されたと発表しました。これにより、糸ようじなどの販売を一時休止するということです。
小林製薬などによりますと、日本歯科医師会から推薦を取り消された製品は「糸ようじ」、「やわらか歯間ブラシ」、「ピースクリン」だということです。今回の取り消しは、小林製薬をめぐる紅麹問題での一連の対応を受けてだということで製品の品質や安全性に問題があるわけではないということです。
日本歯科医師会は「2024年3月公表の死亡事例の他、紅麹関連製品による被害の発生原因の検証及びその対策等が未完了であり、企業としての製造工程の安全管理の観点から、歯科衛生製品等の推薦に関する審査基準第4条（3）安心・安全に使用できるものであること及び（4）原料の調達、製造設備、製造工程、製造技術等が信頼されるものであることを満たしていないと判断したため」としています。
小林製薬は「皆さまからの信頼回復に向け、 全力で取り組んでまいります」としています。
