スカイマーク、下地島100万人達成式典 本橋社長「リピーター増えている」

AI要約

スカイマークは下地島空港で累計搭乗者数100万人達成を記念し、セレモニーを開催した。

下地島空港は伊良部島と隣接し、2019年に新ターミナルが開業した。

スカイマークの下地島路線は4路線を運航し、搭乗者数は累計で100万人を突破した。

スカイマーク社長やSAMCO社長がセレモニーでスピーチをし、今後の展望を語った。

羽田線は国交省からの発着枠を利用し、2025年までの運航が認められている。

セレモニーでは特別塗装機も運行され、乗客全員に記念品がプレゼントされた。

スカイマークとSAMCOは協力し、航空業界の困難な状況にも関わらず成長を遂げている。

スカイマーク、下地島100万人達成式典 本橋社長「リピーター増えている」

 スカイマーク(SKY/BC、9204)は9月12日、沖縄県宮古島市の下地島空港で累計搭乗者数100万人達成記念セレモニーを開いた。2020年10月に同時開設した羽田・神戸・那覇、2023年から7-8月に季節運航している福岡の4路線累計で、およそ3年11カ月で到達した。

 下地島空港は1979年7月5日に開港。島全体が空港用地で伊良部島と隣接しており、伊良部大橋で宮古島と結ばれている。現在のターミナル「みやこ下地島空港ターミナル」は2019年3月30日に開業し、三菱地所(8802)などが出資する下地島エアポートマネジメント(SAMCO)が運営している。

 スカイマークの下地島路線は、2020年10月25日に就航。羽田線と神戸線が1日1往復那覇線が1日2往復で、2023年からは福岡線を7月から8月にかけて1日1往復運航している。累計搭乗者数は9月1日に100万人を突破し、内訳は那覇線が約34万人、羽田線が約33万人、神戸線が約30万人、福岡線が約3万人となった。機材はボーイング737-800型機(1クラス177席)で運航している。

 12日は下地島発着の計6便を対象に、乗客全員に記念品をプレゼント。羽田発下地島行きBC613便と下地島発神戸行きBC164便は、特別塗装機「ピカチュウジェットBC」の初号機(ボーイング737-800型機、登録記号JA73AB)が投入された。

 スカイマークの本橋学社長は「2020年の初就航以来、新型コロナウイルスの影響で航空業界は厳しい状況に直面したが、下地島路線は順調に成長を続けてきた。宮古島は“宮古ブルー”と呼ばれる美しい海、おいしい食べ物、満天の星空、1年を通じて楽しめるスポーツ、観光、そしてなによりも島民のみなさまのやさしい人柄が大きな魅力で、リピーターの方が多く、その方々も順調に増えている」とあいさつした。

 SAMCOの鶴見弘一社長は「逆風の中での船出で非常に大変なスタートだったと想像しているが、逆風は向かい風。その向かい風をしっかり捉えられて飛行機が離陸するがごとく、一気に100万人に到達したのではないか。昨年度は41万人の方に空港をご利用いただき、今年度はさらに10%は増えると思うが、関係各所のみなさまとスクラムを組んでしっかりやっていきたい」と語った。

 スカイマークの下地島路線のうち、羽田線は国土交通省航空局(JCAB)の「羽田発着枠政策コンテスト」による発着枠を活用。現時点で冬ダイヤ最終日の2025年3月29日までの運航が認められている。