史上初の民間人による宇宙船外活動に成功 スペースⅩ、宇宙旅行時代へまた一歩前進
AI要約
米宇宙開発企業スペースⅩの宇宙船クルードラゴンに乗った男女2人が宇宙空間で船外活動を行った。
宇宙船のハッチが開かれ、史上初めて行われた民間人による船外活動が行われた。
ジャレッド・アイザックマンさんとサラ・ギリスさんが宇宙空間で活動し、新たな装備のテストに成功した。
地球周回軌道上に到達した米宇宙開発企業スペースⅩの宇宙船クルードラゴンに乗った男女2人が12日宇宙船から出て、民間人としては史上初めて宇宙空間で船外活動を行った。
12日、宇宙船のハッチが開かれ、乗組員2人が宇宙空間に出た。これは史上初めて行われた民間人による船外活動だ。
実業家のジャレッド・アイザックマンさんが最初にクルードラゴンのカプセルから出て、地球上で見守る人々に向けて次のように語りかけた。
「地上ではみんなやるべきことが山ほどあるけど、ここから見ると地球はまさに完璧な世界に見える」
その後、スペースⅩのエンジニア、サラ・ギリスさんが続いた。
これまで宇宙で船外活動を行ったのは、数年にわたる訓練を受けた政府の宇宙飛行士だけだった。今回のミッションは、宇宙服の軽量化や宇宙船の船内を完全に減圧するプロセスなど、新たな装備のテストに成功したようだ。
これはスペースⅩにとって最も危険なミッションの1つだった。同社は、人類を宇宙に定期的に送り届けることができる唯一の民間企業だ。
41歳のアイザックマンさんが、このミッションの資金を提供した。電子決済会社の創業者であるアイザックマンさんは宇宙へ行くのは今回が2回目。アイザックマンさんはいくら支払ったのかは明らかにしていないが、数億ドルの費用がかかった可能性がある。
