韓国ネイバークラウドがAIで拡大する「メディア市場の可能性」

AI要約

韓国のネイバークラウドとエンブレースがAIおよびクラウド技術を利用した業務協定を締結した。

新たな協力モデルでは、AIを活用してメディアコンテンツの制作や管理を行う予定。

ネイバークラウドは他のAI製品とも結合し、クラウドサービス全体の相乗効果を狙っている。

韓国ネイバークラウドがAIで拡大する「メディア市場の可能性」

【09月13日 KOREA WAVE】韓国のネイバークラウドは12日、国内外のメディア市場におけるAIおよびクラウド技術の利用を拡大するため、エンブレースと業務協定を締結した。これにより、両社はネイバーの超大規模AI「ハイパークローバX(HyperCLOVA X)」とエンブレースのコンテンツ管理システム(CMS)「オストリーム」を結合し、メディアコンテンツの制作および管理全般にAIを活用する新たな協力モデルを開発する。

この新しい協力モデルでは、音声をテキストに変換したり字幕や要約を提供したりする。また、登場人物や状況に基づいてメタデータを生成し、関連コンテンツを推薦する機能が搭載される。また、違法動画を自動判別し、映像品質を最適化する機能も提供される予定で、効率的なメディア管理とコンテンツ制作をサポートする。

さらに、ネイバークラウドはエンブレースのCMSに「ハイパークローバX」だけでなく「クローバスピーチ(CLOVA Speech)」や「パパゴ」など、他のAI製品も結合する計画を明らかにしており、クラウドサービス全体の相乗効果を最大化したい考え。

ネイバークラウドのクラウドイノベーション部門を率いるイ・ファヨン氏は「メディア分野は、コンテンツ制作や管理において生成型AIの適用が無限の可能性を秘めている分野だ。ハイパークローバXなどネイバークラウドプラットフォームの多様なソリューションと組み合わせ、国内外のメディア市場においてAIの利用が広がるように協力していく」と強調した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News