全面改装後も「売り上げ維持を」 西武池袋本店、劉氏が記者会見

AI要約

百貨店「そごう・西武」の劉勁代表取締役は、西武池袋本店の全面改装について売り場面積は減るが、売り上げは維持したいと述べた。

西武池袋本店は段階的に改装を進め、高級ブランド品やデパ地下を強化する予定で、売り場半分は家電量販店に運営を委託する。

家電量販店の力を活用し、インバウンドやファミリー層などの顧客を引き付けたいとしている。

 百貨店「そごう・西武」の劉勁代表取締役は12日、東京都内で記者会見し、全面改装する西武池袋本店(豊島区)について「売り場面積は減るが、売り上げは(改装前と)同じレベルを維持していきたい」と述べた。同店は業績を支える主力店。

 西武池袋本店は段階的に改装を始めており、来年、全面オープンを予定する。改装後は高級ブランド品の「ラグジュアリー」部門や化粧品、食品などのデパ地下を強化する。

 売り場面積は半分になり、残りの売り場は家電量販店大手ヨドバシホールディングスが運営する。劉氏は「(家電量販店の)インバウンド(訪日客)やファミリー層など人流を引き付ける力を利用したい」と語った。