東京円、142円台後半

AI要約

12日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=142円台後半で取引された。日経平均株価の上昇により、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円を売る動きが強まった。

日銀の田村直樹審議委員が政策金利引き上げの必要性を述べたことで、追加利上げの観測が高まり、円が買われる場面もあった。

午後5時現在の円相場は1ドル=142円74~76銭、ユーロは1ユーロ=157円12~16銭で取引されている。

 12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=142円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比1円37銭円安ドル高の1ドル=142円74~76銭。ユーロは1円04銭円安ユーロ高の1ユーロ=157円12~16銭。

 日経平均株価が大幅に値上がりしたことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円を売る動きが優勢だった。

 日銀の田村直樹審議委員が12日午前、岡山市で講演し、政策金利を「少なくとも1%程度まで引き上げておく」ことが必要と述べた。市場では「追加利上げ観測が高まり、円が買われる場面もあった」(外為ブローカー)との声があった。