日銀、政策金利維持の公算 市場不安定、19日から会合
AI要約
日銀が政策金利を現行水準で維持する公算が大きいことが明らかになった。前回の引き上げの影響を点検しており、物価上昇率によって追加利上げを検討する方針だが、金融市場の動向を注視することが優先されている。
最近の政策委員の発言から追加利上げの時期に関心が高まっている。田村直樹審議委員は1％程度まで引き上げが必要と述べ、外国為替市場で円相場が円高ドル安に振れる場面があった。
日銀が19、20両日に開く金融政策決定会合で、政策金利を0.25％程度の現行水準で維持する公算が大きいことが12日、分かった。7月の前回会合で0.15％程度の引き上げを決めた影響を点検する。日銀は物価上昇率が想定通りなら追加利上げを検討する方針だが、不安定な値動きが続く金融市場の動向を注視することを優先する。
日銀の政策委員から最近「金融緩和の度合いを調整していく」といった発言が相次ぎ、市場では追加利上げの時期に関心が高まっている。12日には田村直樹審議委員が講演で「少なくとも1％程度まで引き上げておく」ことが必要と述べ、外国為替市場の円相場が円高ドル安に振れる場面があった。
