フォード、インドで輸出用車両生産再開に向け協議=タミルナドゥ州首相

AI要約

米自動車大手フォード・モーターがインド南部タミルナドゥ州で輸出向け自動車の生産について協議を行った。フォードはインド国内で車両の生産を終了し、輸出も打ち切り、タミルナドゥ州の工場をタタ・モーターズに売却した。

タミルナドゥ州の首相はフォードと協議し、再び同州で世界に向けて生産を行う可能性を模索したと明らかにした。

フォードは引き続き選択肢を検討し、インドでの黒字化に苦労していたが、チェンナイ工場に代わる計画を進めている。

フォード、インドで輸出用車両生産再開に向け協議=タミルナドゥ州首相

Chris Thomas Aditi Shah

[ベンガルール 11日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは、インド南部タミルナドゥ州と輸出向け自動車の生産について協議を行った。同州のM・K・スターリン首相が明らかにした。

フォードは2021年、インド国内で販売する車両の生産を終了し、2022年には輸出を打ち切り、事実上同国市場から撤退した。

インドにある2つの工場の1つは2023年、同国自動車大手のタタ・モーターズに売却した。タミルナドゥ州の州都チェンナイにあるもう1つの工場は閉鎖している。

スターリン氏はX(旧ツイッター)への投稿で「フォードのチームと非常に興味をそそる協議を持った。同社とタミルナドゥ州との30年にわたるパートナーシップを更新して、再び同州で世界に向けて生産を行う可能性を模索した」と述べた。

フォードは引き続きチェンナイ工場に代わる選択肢を検討する方針。

同社はインドでの黒字化に何年も苦労し、生産終了時の同国乗用車市場のシェアは2%を下回っていた。