葛飾区や足立区中心に住宅事業を展開、(株)ガクエン住宅[東京]が破産

AI要約

(株)ガクエン住宅(葛飾区)は破産開始決定を受け、負債総額は36億4088万円。都内を中心に戸建て分譲住宅の販売、建設を手掛けていたが、競合激化や新型コロナウイルスの影響で経営が悪化。資金繰りの困難さにより破産となった。

売上高の減少や利益の苦戦、借入金に頼った資金繰りの影響などが破産につながった主な要因として挙げられる。

破産管財人には浅沼雅人弁護士が選任され、会社設立は1984年で、資本金8000万円の企業だった。

葛飾区や足立区中心に住宅事業を展開、(株)ガクエン住宅[東京]が破産

 (株)ガクエン住宅(葛飾区)は9月10日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には浅沼雅人弁護士(ときわ法律事務所、千代田区大手町1-8-1)が選任された。

 負債総額は36億4088万円(2023年5月期決算時点)。

 

 都内葛飾区を中心に戸建て分譲住宅の販売、建設を手掛け、足立区内にも支店を開設して、2007年5月期には売上高95億7669万円をあげていた。

 しかし、以降は大手同業との競合激化などにより減収推移が続いていたうえ、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受けるなどにより、2022年5月期の売上高は40億8718万円に減少。2023年5月期の売上高は41億660万円とやや持ち直したものの、原材料高騰などの影響もあり利益面では苦戦が続き、借入金に頼った資金繰りを余儀なくされるなどで資金繰りはひっ迫。事業継続が困難となり、今回の措置となった。

 ※(株)ガクエン住宅(TSR企業コード:292147198、法人番号:4011801000943、葛飾区南水元2-20-10、設立1984(昭和59)年1月、資本金8000万円)