【バイクを軽々操るためのテクニック&カスタム】愛車との一体感を強めるベストなライポジを探してハンドリングも乗り心地もアップさせよう!【WebikePlus Vol.08】

AI要約

軽く曲がれる正しいフォームを作るためには、バイクの方から歩み寄る必要がある。

ステップの位置や高さ、タイヤの選択、サスペンションの調整などでハンドリングや快適性を調整できる。

外装パーツの軽量化も重要で、スポーツ性や乗り味の改善につながる。

【バイクを軽々操るためのテクニック&カスタム】愛車との一体感を強めるベストなライポジを探してハンドリングも乗り心地もアップさせよう!【WebikePlus Vol.08】

ライダーの体格や体形は様々だし、乗り方や走るシーンも異なる。だから軽く曲がれる正しいフォームを作るには、バイクの方から歩み寄ってもらうことも大切。カスタムで自分専用車に仕上げよう!

文/Webikeプラス 編集部

シートの着座位置を変えるのに重要なのは、ステップバーの位置。グッと後退したバックステップの方がスポーティに見えるが、じつはステップワークに不向きで、後輪から荷重が抜ける前乗りになりがち。とくにスーパースポーツ系はSTDでも後ろ過ぎる場合があるので、前進ポジションが選べるライディングステップも用意されているくらいだ。

また、ハイシートやストンプグリップ、タンクエンドなどは正しいフォーム作りの要になる「下半身ホールド」の助けになるので要チェック。スポーツ性はもちろん長時間ライドの疲労軽減にも役立つだろう。

他にもハンドリングに大きく影響するタイヤのチョイスや、そのハンドリングを自分好みに仕上げられるアジャスト箇所の多い高性能リプレイスサスペンションもおススメだ。

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アジャスタブルステップで理想のポジションを手に入れよう

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可変タイプのステップは、ライダーの体形や乗り方に合わせて調整できるので、軽快に操れるフォーム作りに欠かせない。カーブの切り返しなどで、靴裏でフットペグを「軽く押す」だけで着座位置を変更したり、腰をズラせる場所を探そう。後ろにしすぎている人が多いのでチェック!※写真はZ900RS用のケイファクトリー製

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高いシートと低いシート ハンドリング良いのはどっち?

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シートが高い方が少ないアクションで前輪が軽くステアするため、少ないバンク角できちんと向きを変えられる。足つき性が気にならなければ試してみよう。写真はNinja400純正アクセサリーのハイシートで、STDより30mm高くなる。

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ネイキッドのハンドリングをスポーティにしたい時はグリップの高いタイヤを履いてみよう!

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ロードスポーツ用のハイグリップタイヤは、コンパウンド(ゴム)にグリップの高い材質を使うだけでなく、コーナリング性能を優先してプロファイル(タイヤの断面形状)も素早く車体を傾けられる形状を採用。そのためネイキッド車の標準装着タイヤから交換すると、軽快性が高まる。安定性がスポイルしたと感じることもあるので、好みが分かれる。

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下半身ホールドをサポートしてくれるアイテムを使おう!

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軽く操るために上半身や腕から力を抜くには「下半身ホールド」は重要。そこでオススメなのがMotoGPでも使われる、タンクの側面に貼るストンプグリップ。ヒザにギュッと力を入れなくてもしっかりグリップして身体を保持でき、車体との一体感が高まる。

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強制的に後ろに座らせてくれるタンクエンドもオススメ!

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バイクを軽く操るには、燃料タンク後端からコブシひとつ分くらい後ろに座るのが基本だが、気がつけば前乗りに……。それを防ぐ効果もあるのがタンクエンド。下半身ホールドしやすく、腰をズラしたコーナリングフォームでも太モモや内ヒザでしっかりグリップ。ブレーキング時に身体を支えるのにも役立つ。レーシングライクなルックスも魅力!

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サスのアジャスト&リプレイスでハンドリングの軽さと乗り心地向上を狙おう!

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高性能サスペンションは路面追従性が高く、余計な車体姿勢の変化を抑制するので、車体がコンパクトに感じる。また減衰力アジャスターを調整した時の変化が明確なので、自分好みの乗り味にセッティングしやすいのも大きなメリット。マフラーやホイールを交換して車体の重量バランスが変わった際も、セッティング変更で対処できる。

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外装が3kg変われば、ハンドリングは別物に!

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カウリングなどの外装パーツは、もれなく車体の重心から遠い場所にあるため、わずかな軽量化でもマスの集中化に想像以上の効果をもたらす。ちなみにスーパースポーツ系のフルカウルをすべて軽量なカーボン製パーツに換装すると3kgほど軽量化でき、明らかに乗り味が軽くなる。コストはかかるがルックスも激変するのでカスタム効果は大きい。