米当局、ステランティスのSUV約78万台の調査開始 出火の報告

AI要約

米運輸省道路交通安全局はステランティスのSUV「ジープ・ラングラー」と「ジープ・グラディエーター」について出火の報告を受け、調査を開始する。

2021─23年型のラングラーとグラディエーターに9件の出火報告があり、複数の出火はエンジンを切った状態で発生していた。

調査の結果、パワーステアリングポンプの電気コネクターからの出火があり、ステランティスはNHTSAの調査に協力している。

米当局、ステランティスのSUV約78万台の調査開始 出火の報告

David Shepardson

[ワシントン 9日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は9日、欧米自動車大手ステランティスのSUV(スポーツタイプ多目的車)「ジープ・ラングラー」と「ジープ・グラディエーター」について、エンジンルームからの出火の報告を受け、合わせて78万1000台余りの調査を開始すると発表した。

NHTSAによると、2021─23年型のラングラーとグラディエーターを対象に調べたところ、出火の報告が9件と負傷の報告1件があった。大半の出火はエンジンを切った状態で発生していた。

調査はリコール(回収・無償修理)を義務付ける前段階のもので、ステランティスはNHTSAの調査に協力していると発表した。

NHTSAがステランティスに問い合わせたところ、両車種のパワーステアリングポンプの電気コネクターからの出火が数件あったことが分かった。この部品は助手席側のエンジンルーム前部にあり、報告された出火箇所の大部分と一致した。