50年以上のキャリアを誇る“85歳・現役投資家”が語る…プロにも負けない、個人投資家が持つ「5つの強み」

AI要約

石井勝利氏は投資に失敗はつきものだと述べながらも、失敗を乗り越えて大きなチャンスをつかむことが投資の要であると説いている。

アメリカ企業の株式投資が可能であり、世界的に影響力のある巨大企業の株を購入することができるが、リスクや注意点も存在する。

日本企業とアメリカ企業の比較を通じて、投資家は慎重に情報収集し、企業の強みや将来性を考慮しながら株の選択を行うべきである。

50年以上のキャリアを誇る“85歳・現役投資家”が語る…プロにも負けない、個人投資家が持つ「5つの強み」

「投資に失敗はつきもの。失敗を重ねながら、大きなチャンスで勝つのが投資だ」と、85歳、現役・投資家である石井勝利氏は言います。石油危機、バブル崩壊、リーマンショックを生き抜いてきた石井氏の著書『85歳、現役・投資家のお金の哲学』(SBクリエイティブ)より、50年間市場に対峙してきた中で見つけた「プロにも負けない個人投資家の強み」について、一部抜粋・編集してお届けします。

株式投資では、ウェブを使い、例えば、NYの株を買うことは可能です。マイクロソフトやアマゾン、グーグル、メタ、エヌビディアというような世界的に有名な企業の株を買い、新NISAに入れることは、可能です。

アメリカの巨大企業は世界的に巨大な影響力があり、収益率、変化率にも目覚ましいものがあります。生成AI関連でアメリカ企業は群を抜いており、今後はこれらの先端企業から目が離せません。また、コロナウイルスのワクチンでも分かるように、アメリカの創薬、医療もすごいものがあります。

私は、長い間不整脈の一種である心房細動で苦しんできましたが、アメリカ発のカテーテルアブレーションという治療法で100%治癒し、今現在、このように本を書くためのモチベーションがあります。アメリカの技術力、資金力には凄まじいものがあり、見逃すことはできません。

アメリカ企業の株を買う際には、外国の株を買いやすく、情報が豊富なサイトを選ぶのがよいでしょう。日本の企業と違い、情報は多くはなく、英語での記載も多いので、これらを読むか、日本語で発信された企業情報を読むのがよいでしょう。

ただ、電気自動車のテスラについては、少しリスクがあります。創業者のイーロン・マスク氏が、電気自動車について、中国産の自動車に値段などで太刀打ちできず、前向きではないことに用心が必要です。

自動車では、トヨタなどの日本車は、電気自動車で後れを取っていますが、ハイブリッドなどで競争力があり、問題はありません。世界生産の点でも日本が圧倒しており、脱炭素時代でも、収益力は強いものがあります。アメリカ企業の強さと日本企業の強さをよく考えて、選びましょう。

アメリカなどの海外の株式については、一定の人気がありますので、 情報をしっかりと集めるのが望ましいです。日本の企業と違い、とくにアメリカ企業は変化率や成長で目覚ましいものがあり、買う資金も株数が少なくて済むので、手掛けやすいという面もあります。