「中古スマホ」どれだけ安い?バッテリー・画面のキズで価格に差 “フリマ”でトラブルも【Nスタ解説】

AI要約

中古スマホ市場が拡大し、需要が年々高まっている。新品価格の上昇や中古スマホの十分な性能のため、多くの人が中古スマホを選択している。

2023年度には中古スマホの販売台数が272万台を超え、2024年度には初めて300万台を超えるという予測が出ている。

最新のiPhone16の発表が噂される中、中古スマホの販売価格も買取価格も今後下がる可能性がある。買い時を見極める必要がある。

「中古スマホ」どれだけ安い?バッテリー・画面のキズで価格に差 “フリマ”でトラブルも【Nスタ解説】

拡大する中古スマホ市場。市場規模は、いまや270億円に。どれくらい安く買えるのか?そして、家で眠っているスマホはいくらで売れるのか?

■中古スマホ、なぜ人気? 「新品はオーバースペック」との声も

南波雅俊キャスター:

中古スマホのニーズが年々高まっているということです。中古スマホの販売台数データをみてみると…

【中古スマホ販売台数】

2019年度:163万台

2020年度:185万台

2021年度:212万台

2022年度:234万台

2023年度:272.8万台

2024年度(予測):315万台

※出典:MM総研

年々増えて2023年度には272万台を超えました。そして2024年度には、初めて300万台を超えるという予測です。

データ出典元であるMM総研の横田英明取締役副所長は「“1円端末”など過度な値引きの規制で新品価格が上昇した。物価高騰や実質賃金の減少の影響により、中古スマホの需要は高まっている」と分析しています。

中古端末を購入した理由は何なのでしょうか。(C)Back Marketの2月「中古スマホの購入に関する調査」によると、一番多かった理由は、▼「安いから」で38.7%、▼「2機目が欲しかった」が10.0%、▼「Wi-Fiで利用するから」が2.6%でした。

SNSで“中古愛用者”の声をみてみると、

●「SNSしかしないし中古で十分すぎる」

●「新品の半値以下でも十分使えるし、綺麗な中古も多い」

●「新品は自分にとってオーバースペック。中古で十分かな」

といった声もありました。

そんななか、日本時間9月10日の午前2時に「Apple Event」が行われ、最新型のiPhone16が発表されるのではないかと噂されています。

もしiPhone16が発表されたら、中古スマホはどうなっていくのでしょうか。ソフマップの担当者は「市場の動向次第だが、長期的には販売価格も買取価格も下がる傾向にありそうだ」としています。

買いたい人にとってはまだ値下がり時期がわからず、いつが買い時かは何とも言えない状況のようです。一方、いずれ買取価格が下がっていくので、売りたい人は不要なら早く売った方が良いということもいえるようです。