紅海での船舶攻撃、悪影響の深刻化続く=デンマーク海運大手

AI要約

デンマークの海運大手マースクは、イエメンのフーシ派による紅海での船舶攻撃が海運と世界のサプライチェーンに及ぼす悪影響が深刻化していると指摘。

フーシ派の攻撃により、航路が混乱しスエズ運河を避けたルートを使用することで航路変更が長期化、運賃上昇と港湾での混雑が生じている。

最近のデータによると、運送業者がアフリカの喜望峰を回るルートに変更させたことでスエズ運河を通過する船舶の数が66%減少したと報告。混乱によりサービスの再編や取引量の変化が起こり、インフラ負担や港湾の混雑、遅延、容量不足が問題となっている。

紅海での船舶攻撃、悪影響の深刻化続く=デンマーク海運大手

[ストックホルム 5日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクは5日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶攻撃が海運と世界のサプライチェーン(供給網)に及ぼす悪影響は深刻化し続けているとの見解を示した。

フーシ派の攻撃により東西貿易に不可欠な航路が混乱。スエズ運河を避けたルートを使用するなど航路変更が長期化し、運賃上昇とアジア・欧州の港湾で混雑が発生している。

マースクは、最近のデータによると運送業者が船舶をアフリカの喜望峰を回るルートに変更させるようになり、スエズ運河を通過する船舶の数が66%減少したと指摘した。ただデータの詳細は明らかにしなかった。

さらに「こうした混乱によりサービスの再編と取引量の変化が起きてインフラに負担がかかり、港湾の混雑、遅延、容量と設備の不足につながっている」と説明した。