MATビハイクル【1】「帰ってきたウルトラマン」に登場する未来的マシンを再現

AI要約

ウルトラシリーズは、子供向けの特撮番組でありながら、娯楽性とメッセージ性を両立したストーリーやSF設定で人気を獲得している。

マットビハイクルは「帰ってきたウルトラマン」に登場する国際連合の地球防衛組織MATが使用する車両であり、特別チームMAT隊員がパトロールや攻撃に使用する。

マットビハイクルはマツダ コスモスポーツをベースにした車両であり、外観はコスモスポーツそのままである。

MATビハイクル【1】「帰ってきたウルトラマン」に登場する未来的マシンを再現

【1969年式 マツダ コスモスポーツ MATビハイクル仕様 vol.1】

1966年放送の「ウルトラQ」および「ウルトラマン」から始まった、円谷プロダクション制作のウルトラシリーズは、子供向けの特撮番組ながら、娯楽性とメッセージ性を両立したストーリーやSF設定で人気を獲得。現在まで続くシリーズとなった。登場するメカニック類も、未来や科学を感じさせるギミックとして大きい役割をはたした。

1971年放送の「帰ってきたウルトラマン」に登場するマットビハイクルもそんなメカの1台だ。国際連合所属の地球防衛組織の一部門である怪獣攻撃隊の特別チームMAT(MONSTER ATTACK TEAM)が使用する専用車両で、主人公である郷秀樹=ウルトラマンジャックたちMAT隊員がパトロールや攻撃に使用する。

VEHICLEは本来ならビークルとなるところだが、読み間違いでこの名前になったという。ウルトラシリーズのような特撮作品に搭乗するマシンは、ベース車両を大きく改造して世界観に合わせていることが多いが、マットビハイクルの場合は、大きなロッドアンテナと、ボディに赤いラインとMATの文字やマークが描かれているぐらいだ。

ストーリー途中には、リアスポイラーが追加されたり、赤色回転灯やミサイルランチャーがルーフに設置されたりしたほか、1エピソードだけ迷彩塗装になって登場したこともあるが、基本的には、ほぼそのままコスモスポーツの外観である。

主要諸元 SPECIFICATIONS

1969年式 マツダ コスモスポーツ(L10B) ●全長4130mm

●全幅1590mm

●全高1165mm

●ホイールベース2350mm

●トレッド前/後1260/1250mm

●最低地上高125mm

●車両重量960kg

●乗車定員2名

●最高速度200km/h

●登坂能力tanθ0.553

●最小回転半径5.2m

●エンジン型式10A型

●エンジン種類水冷2ローター・ロータリー

●総排気量491cc×2

●圧縮比9.4:1

●最高出力128ps/7000rpm

●最大トルク14.2kg-m/5000rpm

●変速機前進5段・後退1段 前進フルシンクロメッシュ

●変速比1速3.379/2速2.077/3速1.390/4速1.000/5速0.841/後退3.389

●最終減速比4.111

●燃料タンク容量57リットル

●ステアリング形式ラック&ピニオン

●サスペンション前/後独立懸架筒型複動オイルダンパー・コイルバネ/筒型複動オイルダンパー半楕円形板バネ

●ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング

●タイヤ前後とも155HR15ラジアル

●発売当時価格158万円