未来技術遺産に「プレステ2」 国立科学博物館が18件選定

AI要約

国立科学博物館は、次世代に引き継ぐべき未来技術遺産として、ソニーのプレイステーション2など18件を選定した。

選ばれたアイテムには、1983年に発売されたMIDI搭載シンセサイザーやセイコークオーツシャリオ、V2500ターボファンエンジンなどが含まれている。

これらの技術や製品は、科学技術史で重要な位置を占めており、後世に残すべき価値がある。

 国立科学博物館は3日、次世代に引き継ぐべき「重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)」に、ソニーが2000年に発売し、世界で初めてDVD再生機能を搭載した家庭用ゲーム機「プレイステーション2」など18件を選んだと発表した。

 ローランド(浜松市)が1983年に発売し、音楽データ転送の規格「MIDI」を使って世界で初めて他社製品間での通信に成功した「MIDI搭載シンセサイザー」、アナログクオーツ腕時計の小型・省電力化に貢献した「セイコークオーツシャリオ」(78年製作)や、日本が初参入した民間航空機用「V2500ターボファンエンジン」(89年製作)なども登録された。