高齢者向け歩道スクーター 小回り性能向上 WHILL
WHILL(ウィル、東京)が運転免許が不要な高齢者向け歩道走行スクーター「WHILL Model R」を発売。
スクーターは前輪が直角に曲がり、人混みや狭い場所でも動きやすい仕様に。
最高速度は6キロで、充電可能なバッテリーを採用。希望小売価格は35万7000円から。
次世代型電動車いすなどの開発を手掛けるWHILL(ウィル、東京)は3日、運転免許が不要な高齢者向け歩道走行スクーター「WHILL Model R」を発売した。
前輪がほぼ直角に曲がりその場で旋回できる機能を備え、人混みや狭い場所でも動きやすくした。近場の買い物などで高齢者の移動を支援する。
最高速度は6キロで、着脱式のバッテリーを採用。自宅で充電でき、スクーター本体はマンションなど集合住宅でも保管しやすいという。5時間の充電で、最大17.2キロ走行できる。希望小売価格は35万7000円からで、レンタルサービスも提供する。
ウィルの杉江理社長は発表記者会見で「高齢者だけでなく、障害のある方や、骨折などけがをした方にも使ってほしい」と強調した。