シトロエン新型「フラッグシップSUV」2025年導入へ 第2世代のC5エアクロス、EV導入

AI要約

フランスのシトロエンは、2025年に第2世代のC5エアクロスを発表予定で、初めてEVを導入する。C5 Xの後継はないが、C5エアクロスは販売を続ける。新型はSTLAミディアムプラットフォームを採用し、EV化を強化する。

STLAミディアムプラットフォームは最大320psの出力を持ち、73kWhまたは98kWhの駆動用バッテリーを搭載可能。EV重点開発だがハイブリッド車にも対応。ハイブリッドおよびPHEVも導入される予定。

新型C5エアクロスはC3同様に新デザイン言語を取り入れ、シトロエンのフラッグシップモデルとなる見込み。C5 Xは廃止され、市場シェアは良好でもセグメントが小さいためと説明された。

シトロエン新型「フラッグシップSUV」2025年導入へ 第2世代のC5エアクロス、EV導入

フランスのシトロエンは、実質的なフラッグシップモデルとなる「C5エアクロス」の第2世代を2025年に発表する予定だ。新型では初めてEVを導入する。

シトロエンは今後、欧州の主要セグメントに注力する方針だ。そのため、売れ行きの鈍いC5 Xの後継は出ないが、より人気の高いC5エアクロスは販売を継続する。

C5エアクロスは2017年に発表され、現在はガソリン車とハイブリッド車が用意されている。第2世代では、プジョーe-3008やオペル・グランドランドと共通の「STLAミディアム」プラットフォームに切り替えられ、さらなる電動化に対応する。

シトロエンのブランドCEOであるティエリー・コスカス氏は、新プラットフォームによってC5エアクロスに初めてEVが導入されることを認めた。

STLAミディアムは前輪駆動ベースのプラットフォームだ。プジョーe-3008のシングルモーター仕様では最高出力210psを発生するが、合計出力320psのツインモーター仕様も用意されている。

このプラットフォームには73kWhまたは98kWhの駆動用バッテリーを搭載可能で、後者の場合、e-3008の航続距離は最長700kmとなる。

STLAミディアム・プラットフォームはEVに重点を置いて開発されたが、ハイブリッド車にも対応している。

コスカスCEOによると、C5エアクロスには標準のハイブリッドおよびPHEVも導入されるという。

「PHEVは、市場需要の一部に対する答えになり得ます。しかし、バッテリーは小さくないので少しコストがかかります。そのため、小型車に搭載するのは合理的ではありません」とコスカスCEOは言う。

新型C5エアクロスは、最近発表されたC3と同様に新しいデザイン言語を採用する見込みだ。シトロエンの新しいロゴとともに、ボクシーで表現力豊かなスタイリングに焦点を当てるだろう。

新型はまた、現行のC5 Xに代わってシトロエンのフラッグシップモデルに位置づけられる。C5 Xを廃止する理由について、コスカスCEOは「現在のフラッグシップですが、かなりマイナーな存在です。成功していないわけではありません。市場シェアはかなり良いのですが、このセグメント自体が非常に小さいのです」と語った。