「この点がアドバンテージです」本当に頭がいい人が絶対に使わない"タブーワードの代表例"

AI要約

信頼される人が持つ話し方のポイントについて述べられており、明るい言葉から始めることや相手への思いやりを大切にすることが強調されている。

相手に寄り添う話し方の重要性や第一声で使うポジティブワードの効果について説明されている。

ポジティブな言葉遣いが相手の印象を良くするだけでなく、自身の気持ちにも影響を与えることが指摘されている。

相手に信頼され、運が集まる人はどんな話し方をしているか。作家の有川真由美さんは「聞き慣れない言葉がひとつでも登場すると、聞く側には負荷がかかる。たとえば『この点がアドバンテージ』『リスケします』など英語が疎い相手に言うと、心の距離が生まれかねない。だれもが知っている言葉を組み合わせて深い話をすることが、ほんとうの知性である」という――。

 ※本稿は、有川真由美『話し方を変えれば運はよくなる』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

■相手に寄り添う話し方「第一声は“明るい言葉”で始める」

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「朝から雨で、イヤになりますね」

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「雨になりましたね。でも、午後には晴れるみたいですよ」

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 人や幸運が集まってくる人は、話し方に心配りや思いやりが感じられる人です。

 ただ自分が言いたいことを言うのではなく、相手の心に寄り添った話し方ができるので、「この人とは通じ合える」「一緒にいて心地いい」と思われ、信頼されるのです。

 本稿では、そんな相手に寄り添う話し方の習慣をお伝えします。

 まず、第一声は「ポジティブワード」から始めること。

 口を開けばネガティブなことを言っている人はいませんか?

 「雨でイヤになる」「金曜日は疲れる」「その服、派手じゃない?」など愚痴や否定ばかりの人に対しては、顔を見ただけで身構えるようになってしまうもの。最初の言葉はその人の雰囲気、人間関係を決める重要なポイントなのです。

 「雨でイヤになる」ではなく、単に「雨になりましたね」と事実で止め、「道が混んでいませんでした?」「でも、午後には晴れるみたいですよ」など相手を気遣う言葉をつなげると、ポジティブな印象になります。金曜日は「明日はお休みですね」、服を見て「素敵な色ですね」など明るい視点で話すと、笑顔が返ってくるかもしれません。

 声かけをするときに「第一声はポジティブワード」を意識していると、会話だけでなく、自分の気持ちも明るくなってきます。明るい言葉から始めるのは、「相手を不快にさせない」というマナーなのです。