メイプログループ、欧州進出のサポート事業開始

AI要約

メイプログループは、イタリアを拠点としてヘルスケア分野に進出サポート事業を本格化している。

同グループは欧州事務所を開設し、在庫オペレーションや営業体制を整え、各国の関連法規制やマーケット調査にも対応している。

CEOの山田リフトン真由美氏は、欧州市場への進出を支援し、日本や米国のノウハウを活用した事業展開を目指している。

 メイプログループは、イタリアを拠点としてヘルスケア分野に長年従事するエージェントを通じて、欧州市場における進出サポート事業を本格化する。

 同グループでは今年6月、イタリアのミラノ近郊に欧州事務所を開設。在庫オペレーションを開始し、営業体制を整えるほか、各国の関連法規制や、輸出入要件の代行、マーケット調査など、様々な顧客ニーズに対応していく。「EFSA(欧州食品安全機関)に精通する現地パートナーと連携しており、Novel Foodの申請業務などもサポートできる」と話す。

 原料販売に関しては、日本産の機能性原料に加え、海外の特長的な機能性原料を欧州市場で販売していく。すでに、国内大手食品メーカーの原料を欧州市場で案内を始めている。自社原料では、吸収促進などが期待できる「マイクロアクティブ」を活用したブランド原料の拡販を進めていくという。

 昨年11月に同グループのCEOに就任した山田リフトン真由美(メイ・ヤマダ・リフトン)氏は、「日本や米国などから欧州市場へ進出する事業者はまだ少ない。米国でのノウハウを活用し、架け橋となる存在になりたい」と意気込む。