映画「断絶」の世界観【5】「どうしてもこれが欲しかったんです」世界に618台しかいないと言われている希少なボディカラー

AI要約

ポンティアック GTO ジャッジはアメリカのハイパフォーマンスカーで、強化したサスペンションやハイグリップワイドバイアスタイヤを装備していた。

カラーコード06のオービット・オレンジのGTOは希少で、オーナーはこの個体が欲しかったと語っている。

若いオーナーはGTOを溺愛し、オリジナルブロックでエンジンを製作中。クルマを仕上げることを楽しんでいる。

映画「断絶」の世界観【5】「どうしてもこれが欲しかったんです」世界に618台しかいないと言われている希少なボディカラー

【ポンティアック GTO ジャッジ Vol.5】

このほか、強化したサスペンションやハイグリップワイドバイアスタイヤなどを専用に装備。このハイパフォーマンスカーに当時のアメリカは夢中になった。

撮影車両のオーナーもGTOにほれたひとりで、この個体は劇中車と同じ70年式GTOジャッジ。「丸目4灯や排ガス規制前のフルパワー、エンデューラバンパーなど、すべてを叶えてくれるのはGTOしかありません」と語る。「オービット・オレンジ(カラーコード06)のGTOは618台しかないと言われています。

この個体はそのうちの1台。どうしてもこれが欲しかったんです」と付け加えた。そして最後に、「GTOはクルマの域を超えた一生の相棒です」と生涯をともに過ごすことを誓った。

OWNER

 オーナーは取材当時まだ30代半ばの若さ。愛車GTOのほうがずいぶん年上だ。この個体は「程度極上!」というわけではなかったが、希少な純正オレンジが決め手のひとつ。購入後はクラッチのロッドが折れたり、マフラーが落ちたりしたが「大したことではありません」と平然。クルマを仕上げることについても「楽しいことばかりで苦労なんてないです」と言い、GTOのためにガレージハウスを買ってしまうほどの溺愛ぶり。現在はオリジナルブロックでエンジンを製作中。

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)