まるで揚陸艦!? 海保が「異形の巨大巡視船」建造へ 広大なヘリコプター甲板も 完成はいつ?

AI要約

国土交通省・海上保安庁は2024年度予算の概算要求の概要を公表し、多目的巡視船の建造計画を明らかにした。

海上保安庁は重大事案への対応体制強化を理由に多目的巡視船の整備を提案し、建造費用として34億3000万円を計上。2029年度の就役を目指すとしている。

公開された外観イメージからは、揚陸艦のような外観で、通常の巡視船とは異なる特徴が見られる。

まるで揚陸艦!? 海保が「異形の巨大巡視船」建造へ 広大なヘリコプター甲板も 完成はいつ?

 国土交通省・海上保安庁は2024年8月27日、来年度予算の概算要求の概要を公表。その中で、「多目的巡視船」を建造する方針を明らかにし、外観イメージも公開しました。

 海上保安庁は、多数の外国漁船による違法操業や、住民避難を含む大規模災害など、重大事案の対応体制を強化する必要があるとしています。概算要求には、多目的巡視船の整備費用として34億3000万円を新規に計上。2029年度の就役を目指すとしています。

 

 公開されたイメージを見ると、巡視船というより揚陸艦のような外観です。現時点で詳細は明らかになっていませんが、通常の巡視船が船首付近に搭載している機関砲は備えていないようにも見えます。

 

 現在、海上保安庁で最大級の巡視船は「あきつしま」ですが、それを上回りそうな巨艦が誕生することになります。