モータースポーツの裾野を広げる「MSPR」活動をするマツダだから親和性も高い! 「フォーミュラジムカーナ」のマツダブースに大学生が詰めかけるワケ

AI要約

フォーミュラジムカーナは全国の大学自動車部が参加する競技で、マツダがパーティレース仕様のロードスターやRX-7を展示。学生とのコミュニケーションを重視し、競技人口を増やす取り組みを行っている。

マツダはMSPR活動を通じてクルマを操る楽しさを伝え、モータースポーツやクルマへの興味を促進。フォーミュラジムカーナへの参加を通じて若い世代にアプローチしている。

マツダと学生が再会するなど、フォーミュラジムカーナは交流の場としても機能している。

モータースポーツの裾野を広げる「MSPR」活動をするマツダだから親和性も高い! 「フォーミュラジムカーナ」のマツダブースに大学生が詰めかけるワケ

 書類選考によって全国より30校の大学自動車部に所属する学生たちが、運営側が用意したクルマやタイヤを使って、イコールコンディション体制を整えて行われる競技ジムカーナが、2023年よりスタートした。それが、WEB CARTOPでもリポートし続けている「フォーミュラジムカーナ」だ。

 2024年は出場校の増加に伴い、3回戦にわけて予選が行われている。Rd.3は、広島県にあるTSタカタサーキットにて8月10~11日に開催された。なお、今シーズンからはマツダもブースを出展している。ということで今回は、マツダブースの関係者に、学生とどんなコミュニケーションを取ったのか直撃。自動車メーカーが感じたフォーミュラジムカーナというイベントと、それに参加する若者へ対する想いを聞き出した。

 今回、マツダはパーティレース仕様のロードスターと全日本ジムカーナを戦うRX-7(FD3S)を展示。ロードスターはMSPRカラーのもの。そして当日、学生たちを乗せてデモランも行ったRX-7は、マツダ社員をしながら現役でモータースポーツ参戦を続けている藤井選手が実際に競技で駆るマシン。

 マツダとしては、まず「MSPRの活動を知ってもらいたい」という気もちが大きいそうだ。「MSPR」とは「MAZDA SPIRIT RACING」の略で、eスポーツやジムカーナ、燃費走行に重きを置いた耐久レースなどなど、エントリーモータースポーツイベントを運営し、活動を行っている企画のこと。マツダとしては、もっとクルマを通じて、クルマを操る楽しさを知ってもらい、競技人口を増やし、業界を盛り上げたいとと目論んでいる。

 このフォーミュラジムカーナへの出展も、モータースポーツやクルマ好きを増やすための目的のひとつだ。今後も、モータースポーツやクルマに興味をもつ若い人がいる場に、マツダは積極的に参加していきたいと考えているそう。

 ちなみに、フォーミュラジムカーナの場で、以前「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」に参加していた学生との再会もあったそうだ。