道南いさりび鉄道、2025年4月に運賃改定へ

AI要約

道南いさりび鉄道は、北海道運輸局に鉄道事業の旅客運賃上限変更の申請を行った。

運賃の改定後の大人普通運賃や定期旅客運賃の具体的な金額や改定率が公表された。

運賃改定は、将来の鉄道事業の健全な運営を維持するため2025年4月1日に実施する予定だ。

道南いさりび鉄道、2025年4月に運賃改定へ

 道南いさりび鉄道は26日、北海道運輸局に対し、鉄道事業の旅客運賃上限変更認可を申請した。

 申請した改定後の大人普通運賃は、2キロ以内210円(現行190円)、33キロ超1080円(現行980円)など。定期旅客運賃も同様に改定する。改定率は、普通旅客運賃が平均で約10.8パーセント、定期旅客運賃が平均で約10.5パーセント、旅客運賃全体では平均約10.8パーセントとなる。

 同社では、想定を上回る沿線人口の減少、社会情勢の変化、鉄道施設や車両の老朽化にともなう整備費用などが、会社経営に大きな影響を与えていると説明。今後も将来にわたり健全な鉄道事業の運営を継続するため、今回の申請に至ったと説明している。

 運賃改定の実施は、2025年4月1日を予定する。