実はこんなにバラエティ豊か 高速道路も運転可能で日常使いから遠出もできる万能バイク「150cc」モデル4選

AI要約

原付一種や原付二種を超える150ccクラスのバイクが増えている。これらのバイクは普通二輪免許で運転でき、車検が不要な250cc以下のバイクである。

150ccクラスのバイクはコンパクトで燃費が良く、高速道路でも使用できる。そのためツーリングにも適しており、万能なバイクとして注目されている。

代表的な150ccクラスのバイクとして、ベスパ「スプリントS」、スズキ「ジクサー150」、ヤマハ「トリシティ155」などがある。

実はこんなにバラエティ豊か 高速道路も運転可能で日常使いから遠出もできる万能バイク「150cc」モデル4選

 原付一種は50cc、原付二種は125ccですが、原付二種プラスアルファといえる150ccクラスのモデルが増えています。

 原付を超えるモデルになるので、運転するには普通二輪免許が必要ですが、250cc以下のため車検を受ける必要がありません。

 その上小排気量なので車体がコンパクトで燃費が良く、維持費が抑えられます。

 何より“普通のバイク”なので、高速道路に堂々と乗ることができます。原付を超える原付という感覚の150ccクラスのバイクは、ツーリングにも使用できる万能選手といえます。

 今回は、万能型の150ccバイクのモデルを4つ紹介します。

●ベスパ「スプリントS」

 クラシカルかつオシャレなバイクの代表的なブランドのベスパ。イタリアの老舗のスクーターブランドであり、映画「ローマの休日」で俳優のオードリー・ヘップバーンが乗ったバイクとしても有名です。

 ベスパには150ccエンジンを積んだモデルが多数ありますが、日常からツーリングまで対応できるのが「スプリントS」です。

 ベスパらしいレトロな外観を持ちながら、LECディスプレイ付きのインストルメントパネルを装備し、スマートフォンを接続することが可能です(オプション装備)。

 バイクに乗りながら電話に出たり音楽を聞けることは、日常の利便性やツーリング時の楽しみを高めてくれるでしょう。

 なにより個性的なスタイリングは、どんな場所で“映えること間違いありません。

 ちなみにボディサイズは全長1860×全幅735mm、車両重量は132kg。リアサスペンションは4スプリングプリロードを4段階に調整可能です。

 エンジンは155ccの空冷単気筒SOHCで、最高出力12.3PS/7250rpm・最大トルク12.7Nm/7250rpmを発揮します。

●スズキ「ジクサー150」

 原付プラスアルファの性能があっても、やはりマニュアルトランスミッションをガチャガチャと変速する楽しさがほしい。その欲求に応えるのがスズキ「ジクサー150」です。

 ジクサー150の特徴は本格的なスポーツネイキッドであることでしょう。クラッチありの6速MTを装備しているため、通常のバイク同様にクラッチ操作をする必要があります。

 例えばワインディングにツーリングに行った際、元気よく走りたい場合はギアの変速が気持ちを盛り上げてくれます。

 逆に小さいからこそバイクとしっかり“対話”しなければ思い通りに走ってくれません。ライダーの心をくすぐるポイントではないでしょうか。

 また装備も本格的で、メーターはフル液晶のタコメーター付きで、ヘッドライトはLED、リアサスペンションは7段階のプリロード調整機能が付いています。

 ちなみにボディサイズは全長2020×全幅800×全高1035mmで、車両重量は139kg。

 エンジンは154ccの空冷単気筒SOHCで、最高出力9.6kW(13PS)/8000rpm・最大トルク13Nm(1.3kgm)/5750rpmを発揮します。

●ヤマハ「トリシティ155」