「50歳代前半で年収450万円です。自分は平均以上・平均以下、どっちですか?」年収の高い業種も確認
日本企業の年功序列の給与テーブルについて。
50歳代前半の平均年収と性別差。
業種別の平均年収の実態。
多くの日本企業は年功序列の給与テーブルを敷いており、年齢が上がるにつれて年収も高まるのが一般的です。
しかし、勤務先や業種によって給与水準は異なります。自分の年収が平均データと比較してどうなのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、50歳代前半の給与データや年収の高い業種を解説します。
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国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、50歳代の平均年収は以下のとおりでした。
男女間で差があるものの、平均でみると50代の平均年収は500万円台前半となっています。
年収450万円だと、統計上は男性の場合は平均以下・女性の場合は平均以上です。
次の章では、業種別の平均年収の実態をチェックしていきましょう。
続いて、業種別の平均年収を紹介します。
・建設業:529万1000円
・製造業532万7000円
・卸売業、小売業:384万円
・宿泊業、飲食サービス業:268万2000円
・金融業、保険業:655万7000円
・不動産業、物品賃貸業:456万9000円
・運輸業・郵便業:477万1000円
・電気・ガス・熱供給・水道業:747万2000円
・情報通信業:632万4000円
・学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業:544万1000円
・医療、福祉:408万5000円
・複合サービス事業:506万2000円
・サービス業:376万5000円
・農林水産・鉱業:336万6000円
・業種平均457万6000円
業種ごとに見ると、給与水準が高い業種と低い業種に分かれていることがわかります。
たとえば金融業、保険業は655万7000円であるのに対し、宿泊業、飲食サービス業は半分以下の268万2000円です。
もちろん、同じ業界の中でも企業の収益力や財務基盤によっても差が生まれます。
つまり、年収が決まる要因は「どの業界の、どの企業で働くか」によって左右される部分が大きいといえるでしょう。