小型モビリティーロボット「ミボット」、予約販売開始 KGモーターズ、来年1月に試乗を計画

AI要約

KGモーターズは、100万円で小型モビリティーロボット「mibot(ミボット)」の予約を開始すると発表。初年度は300台を製造し、広島県と東京都で優先納車を行う予定。

ミボットは一人乗り電動四輪車で、車検や車庫証明が不要な点で維持コストを抑えられる。普通自動車免許が必要だが、原付二輪の制約がない利便性も特徴。

楠一成CEOは軽量化と燃料効率の良さを強調し、ミボットの試作車は展示中で、25年1月に試乗会が計画されている。

小型モビリティーロボット「ミボット」、予約販売開始 KGモーターズ、来年1月に試乗を計画

 KGモーターズ(広島県東広島市)は、小型モビリティーロボット「mibot(ミボット)」をECサイトで予約を開始すると発表した。価格は税込みで100万円。2025年秋以降に少量生産から始め、初年度は300台を製造。まずは広島県と東京都で優先納車を行う。

 ミボットは、一人乗り電動四輪車。道路交通法が定めるミニカー規格に準じており、サイズは全長2490×全幅1130×高さ1465ミリメートル、重量は430キログラム。航続距離は約100キロメートルで、最高時速は60キロメートル。車検や車庫証明が不要のため、維持コストを抑えることができる。運転には普通自動車免許が必要だが、原付二輪に課せられた二段階右折などの制約がないといった利便性もある。

 楠一成CEOは「一人乗りで、短い距離の移動に特化することで重量の軽量化を図った。EVの軽自動車と比較しても燃料効率が良く、コストだけでなく環境負荷も軽減できる」とコンセプトを話した。

 ミボットの試作車は、31日まで二子玉川蔦屋家電(東京都世田谷区)で展示が行われている。25年1月には、安全が確認された車両での試乗が計画されている。