米雇用改定、公表に30分超遅れ 労働省のデータ取り扱い不手際続く

AI要約

米労働統計局の雇用統計の算出基準改定データが予定よりも遅れ、厳しい目が向けられている。

基準改定データは予定時刻より30分以上遅れて公表され、一部の人は情報を入手していたことが判明。

労働統計局はデータの信頼性を重視し、手順見直しを行うとしている。

[22日 ロイター] - 米労働統計局(BLS)が21日に公表した雇用統計の算出基準改定データが予定よりも30分以上遅れたことを受け、主要データの取り扱いを巡り厳しい目が向けられている。

米雇用統計の年次基準改定データは、米東部時間21日午前10時に発表が予定されていたものの、予定時刻から30分以上経過しても同局のウェブサイトに掲載されなかった。ところがX(旧ツイッター)への投稿からは、数人が午前10時15分頃にすでに情報を入手していたことが分かった。

労働統計局の報道官は、データの遅れは意図的でなかったと言及。ただ理由には触れず、今回の件について労働省の監察総監室に通知したとし、「データ公表の信頼性はわれわれの最優先事項であり、今後こうした事態が起きないよう手順を綿密に見直している」とした。

米労働局のデータの取り扱いを巡る不手際は今年に入って3回目。