物流倉庫の業務効率化へ KDDIグループが新サービス

AI要約

物流業界における労働力不足を解決するため、KDDIグループが物流の効率化を図る新しいサービスを開始した。

このサービスでは、倉庫内の情報を元に最適な人員配置や作業スケジュールを提案し、出荷能力を最大1.4倍向上させることに成功した。

KDDIグループはデータ分析を活用し、作業時間の算出精度を高めることでトラックドライバーの待ち時間削減に貢献したいとしている。

物流倉庫の業務効率化へ KDDIグループが新サービス

物流業界で労働力不足が深刻化する、いわゆる“物流の2024年問題”の解決に向け、KDDIグループは物流倉庫の業務を効率化する新しいサービスを開始しました。

KDDIグループが22日から始めたのは、流通・小売企業などが商品を保管している倉庫で、出荷数やロボットの稼働状況といった情報を元に、最適な人員配置や作業員のシフトなどを提案するデータ分析サービスです。

このシステムをKDDIの物流センターで実証実験したところ、今までと比べて最大1.4倍の量の商品を出荷できるようになったということです。

KDDI購買本部・砂川健一副本部長

「データ分析をいかして、人の配置とロボットの動きを合わせて、(出荷能力を)最適化するのが一番大きなテーマかなと」

KDDIグループはこのサービスを通じ、これまでは作業員の経験と勘で予測していた出荷準備などにかかる時間をデータから正確に算出することで、トラックドライバーの荷待ち時間削減に繋げたいとしています。