EU、メタに情報提供を要請 SNSでの偽情報対策を調査

AI要約

欧州委員会は、フェイスブックとインスタグラムを運営するメタに対し、偽情報対策が十分かどうかを調べるための情報提供を要請した。

メタが廃止した機能「クラウドタングル」に代わる機能の提供計画を調査し、報告期限は9月6日とされている。

要請は、巨大IT規制「デジタルサービス法(DSA)」に基づいて行われており、研究者やジャーナリストがSNSでの問題コンテンツを追跡するための手段を模索している。

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は16日、交流サイト(SNS)のフェイスブックとインスタグラムを運営する米IT大手メタに対し、偽情報対策が十分かどうかを調べるための情報提供を要請した。SNSへの投稿を研究者らが監視できる機能をメタが廃止したことを受け、代わりとなる機能の提供計画を調べる。

 要請は、偽情報などの違法コンテンツ排除を目的とした巨大IT規制「デジタルサービス法(DSA)」に基づく。報告期限は9月6日。

 メタが廃止した機能「クラウドタングル」は、研究者やジャーナリストが、SNSでの陰謀論やヘイトスピーチの拡散を追跡するために活用していた。