ジュード・ベリンガム、ルイ・ヴィトンの新たな「フレンド・オブ・ザ・ハウス」に就任

AI要約

レアル・マドリードがUEFAスーパーカップで優勝を果たした翌日、ミッドフィールダーのジュード・ベリンガムがファッションの世界でも新たな一歩を踏み出した。

21歳のベリンガムがルイ・ヴィトンとの新たなパートナーシップを発表し、ファッション界での存在感を高めている。また、彼はチャリティ活動家としても活動しており、幅広い活動を行っている。

ベリンガムとルイ・ヴィトンのパートナーシップは、彼のスタイルアイコンとしての地位を強化し、今後の展開が期待される。

ジュード・ベリンガム、ルイ・ヴィトンの新たな「フレンド・オブ・ザ・ハウス」に就任

レアル・マドリードがUEFAスーパーカップで優勝を果たした翌日、ミッドフィールダーのジュード・ベリンガムがファッションの世界でも新たな一歩を踏み出した。

昨年、レアル・マドリードのジュード・ベリンガムは、キム・カーダシアン、レニー・クラヴィッツ、ルイス・ハミルトンらとともに、ルイ・ヴィトンの春夏メンズウェアショーのフロントロウに並んだ。オールブラックの花柄ブロケードシャツとパンツに身を包んだ彼は、そこに白いシルクのスカーフとファッションウィークの定番であるサングラスをプラスした。

今夏、UEFA EURO 2024のためにドイツに向かった21歳のベリンガムがスーツに合わせたのは、ルイ・ヴィトンのクラシックなダッフルバッグ「キーポル・バンドリエール 45」だった。1930年に誕生した、メゾンのシグネチャーアイテムである。

それらは全て、ある動きに向けたヒントだった。今週、ルイ・ヴィトンはベリンガムを公式な「フレンド・オブ・ザ・ハウス」として発表し、新たなパートナーシップが結ばれた。

■錚々たる「LVers」コミュニティの一員に

ベリンガムは英版『GQ』の取材に対し、次のように語った。「ルイ・ヴィトン・ファミリーに加わることができて、とてもうれしいです。若い頃からずっとこのメゾンに惹かれていました。私が心から尊敬するファレルとの関係を、これからも築いていけることをとてもうれしく思っています」

この提携は、地球上で最も優れたサッカー選手のひとりと、最も強力なファッションブランドのひとつを結びつけた。そして、それはベリンガムとメゾンのメンズ クリエイティブ・ディレクター、ファレル・ウィリアムスを繋ぐものでもある。

2023年以来、ルイ・ヴィトンのメンズウェアを率いてきたウィリアムスは、パリのポンヌフで開催された多幸感溢れる大々的なデビューショーや、金具にダイヤモンドとゴールドを加えることで100万ドルの値札が付いた「スピーディ」バッグのような定番商品のリフレッシュなど、ファッション界で最も注目を集めた瞬間のいくつかを指揮してきた。

ベリンガムの就任について、ウィリアムスは次のように語った。「ジュードをメゾンに迎え入れることができてうれしく思っています。彼のカリスマ的なパーソナリティと、刺激的な旅路の中ですでに成し遂げてきたことは、私たちの『LVers』コミュニティに多くをもたらすことでしょう」。「LVers」とは、ポップアーティストのスン・イーティエン、ラッパーのプシャ・T、テニス選手のカルロス・アルカラスといった、ブランドの名誉あるコミュニティを意味する。

パートナーシップの発表に伴うキャンペーンで、ベリンガムは暗いグレーを背景にダブルブレストのスーツとエンボス加工のジャケットを身に纏っている。また別のショットでは、今やアイコニックなベリンガムの両腕を広げたゴールセレブレーション(最近では、エレクトロニック・アーツの『EA Sports FC 25』の表紙を飾った)が再現されている。

これらはベリンガムのレガシーを物語るイメージだ。レアル・マドリードの一員としてもイングランド代表としても、ピッチ上のベリンガムは見事にコントロールされた、ワールドクラスのチームの中心的な存在となっている。しかし、その輝きはスタジアムの外でも健在だ。

ベリンガムはスタイルアイコンであり(最近、英版『GQ』の読者によってUEFA EURO 2024で最もスタイリッシュな選手に選ばれたのが彼だ)、ルイ・ヴィトンが公式コメントで指摘しているように、熱心な慈善活動家でもある。ベリンガムのチャリティ活動の対象は主に学校で、15歳の頃からケニアのモンバサにあるミチェ・ボラ保育園および小学校のために備品を寄付したり、資金を集めたりしている。

長らく囁かれていたベリンガムとルイ・ヴィトンのパートナーシップだが、それが今回の発表でついに確定した。フレンド・オブ・ザ・ハウスとなった彼が今後、ルイ・ヴィトンでドレスアップしたり、メゾンのショーに出席したり、キャンペーンの主役を務める姿を目にする機会が増えていくことだろう。

From British GQ

By Mahalia Chang

Translated and Adapted by Yuzuru Todayama