727馬力のV8ハイブリッド! BMW最強ワゴン「M5ツーリング」復活 約2150万円から

AI要約

BMWは新型の高性能ステーションワゴン「M5ツーリング」を発表し、V8エンジンのプラグインハイブリッド・パワートレインから727psの出力を得る。

最高出力585psのV8エンジンと197psの電気モーターを組み合わせ、727psの合計出力を生み出し、61〜67kmの電気のみ航続距離を誇る。

車重が2.5トンと重いが、ボディサイズアップとシャシー強化により、標準的な5シリーズ・ツーリングよりも力強く膨らんだ外観を持つ。

727馬力のV8ハイブリッド! BMW最強ワゴン「M5ツーリング」復活 約2150万円から

BMWは8月15日、新型の高性能ステーションワゴン「M5ツーリング」を発表した。V8エンジンのプラグインハイブリッド・パワートレインから合計出力727psを引き出す。

BMW M5ツーリングは、2010年に登場したV10エンジン搭載の「E61世代」以来となる。現行型5シリーズ・ツーリングをベースに、スポーティに仕上げている。英国価格は11万2500ポンド(約2150万円)からで、2025年初頭から納車開始予定だ。

新型「G99」M5ツーリングは、最高出力585psの4.4L V8エンジンに197psの電気モーターを組み合わせ、合計出力は727ps、最大トルクは102kg-mに達する。0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は250km/hで、オプションのMドライバーズ・パッケージを装着すると305km/hまで引き上げられる。

M5セダン同様、車両重量は約2.5トンと重い。パワフルではあるが、加速力でライバルと比較すると、最高出力600psのアウディRS6アバント・パフォーマンス(0-100km加速3.6秒)や、最高出力680psのメルセデスAMG C 63 S Eパフォーマンス(同3.4秒)などに対するアドバンテージはない。

ただし、18.6kWhの駆動用バッテリーによる電気のみの航続距離は61~67kmとトップクラスだ。電気のみで最高140km/hまでの加速も可能。バッテリーは最大11kWのAC充電に対応する。

車重が重いのは電動パワートレインによるものだけでなく、ボディのサイズアップとシャシー強化の影響も大きい。M5セダンも先代F90型に比べて重量が450kg増加している。

M5ツーリングのボディサイズは全長5096mm、全幅1970mm、全高1516mm。力強く膨らんだフェンダーやエアロパーツの装着により、標準的な5シリーズ・ツーリングより全長が36mm長くなっている。