家族旅行で新幹線を利用しますが「台風」にあたりそうなのでキャンセルを考えています。払い戻してもらえるでしょうか?

AI要約

新幹線のキャンセルや払い戻しの概要を解説します。運休時は運賃・料金の全額が払い戻し対象で、手数料なしで処理されます。

自分の判断でキャンセルする場合は手数料支払いが必要で、キャンセルのタイミングによって手数料が変わります。

JR以外の鉄道でもきっぷの払い戻しに対応している場合があるため、検索して確認することがおすすめです。

家族旅行で新幹線を利用しますが「台風」にあたりそうなのでキャンセルを考えています。払い戻してもらえるでしょうか?

旅行を計画したものの、台風シーズンなどにあたってしまい、旅行をキャンセルせざるを得なかったりする場合があります。このような場合、払い戻しを含むキャンセルが可能なのか気になる人もいるでしょう。

本記事では、新幹線のキャンセルや払い戻しの概要について解説します。

東日本旅客鉄道株式会社によると、JR側の判断で新幹線その他の列車が運休になったゆえに旅行キャンセルする場合、基本的に運賃・料金の全額が払い戻されるようです。すでに旅行を開始しているものの、途中で旅行を取りやめる場合は、乗っていない区間の運賃や特急・急行料金、なども全額返還対象です。

また現在乗車中であるものの、目的の駅にたどり着く前に新幹線が運転を取りやめた場合、後続の特急列車や急行列車に変更することも、出発駅まで戻るための料金を全額払い戻しすることも可能のようです。

鉄道会社側の判断で新幹線が動かない場合は、手数料なしでキャンセル・払い戻しが行われます。運休発生日の翌日から1年以内に駅窓口に相談すれば、処理してもらえます。

注意点として、「おとくなきっぷ」や旅行会社発行のきっぷ、また途中下車している場合などは取り扱いが異なる場合があるため、駅の係員に確認しましょう。

鉄道会社の判断ではなく、今回のケースのように自分の判断でキャンセルしたい場合、手数料を支払ってキャンセル・払い戻しが可能です。払い戻し条件や手数料は表1の通りです。

表1

出典:東日本旅客鉄道株式会社「きっぷの払いもどし」を基に筆者作成

今回のケースは新幹線のキャンセルです。新幹線は「乗車券」と「特急券」の2種類のきっぷから成るため、2種類の手数料を支払います。

例えば列車出発日の2日前までに指定席の新幹線をキャンセルする場合、乗車券分の220円と、指定席特急券分の340円で、合計560円の手数料です。キャンセルのタイミングによって手数料が変わる場合があるため、申請は早めにするようおすすめします。

注意点として、クレジットカードを使用してきっぷを購入した場合や、新幹線の特急券と在来線の特急券が1枚で発行されている場合などについては、手数料計算が異なる場合があるため、係員に尋ねてみるといいでしょう。

ちなみにJR以外の鉄道でもきっぷの払い戻しに対応してもらえる場合があるので気になる方は検索をしてみることをおすすめします。