東京海上、出向者が情報漏えい 契約情報3万5000件

AI要約

東京海上日動火災保険は15日、大手保険代理店のFPパートナーに出向していた社員2人が約3万5千件の個人情報を漏らす事件が発覚。漏えいは約2年半にわたり、不正に入手した情報は競合他社の販売シェア確認に使用された。

東京海上は外部流出はないとしており、代理店を支援するシステム経由で漏えいが発生したと説明。FPパートナーは検知不能だったと主張している。

氏名や住所、契約内容など個人情報が含まれており、漏えい期間は2021年3月から23年10月までとされている。

 東京海上日動火災保険は15日、大手保険代理店のFPパートナーに出向していた社員2人が他の保険会社と契約している個人の情報約3万5千件を東京海上側に漏らしていたと発表した。氏名や住所、契約内容などが含まれ、漏えいは2021年3月から23年10月までの約2年半にわたったという。

 東京海上は、不正に得た情報を競合他社の販売シェアの確認などに使用したと説明。東京海上から外部への流出はないとしている。代理店の販売を支援するために東京海上が用意したシステム経由で漏れたため、FPパートナーは「漏えいを検知できなかった」としている。