フリーズしたり最悪故障することも……車内で使うならスマホを冷やせ!どこが一番冷えるのか試してみた【CarGoodsMagazine】

AI要約

スマホの高温対策として、車内での設置場所を検証。ダッシュボード上、エアコン吹き出し口、ドリンクホルダー固定の3つのホルダーを比較。

ダッシュボード上ではスマホの温度が上昇し、充電効率が落ちる可能性がある。エアコン吹き出し口ではスマホを冷やせるが、風が遮られるデメリットも。ドリンクホルダー付近は直射日光が当たらず、最もスマホの温度を抑えられる。

ダッシュボード上、エアコン吹き出し口、ドリンクホルダーの各ホルダーを比較し、それぞれの利点とデメリットを検証。

フリーズしたり最悪故障することも……車内で使うならスマホを冷やせ!どこが一番冷えるのか試してみた【CarGoodsMagazine】

灼熱の太陽が照りつけるクルマの車内。ダッシュボード上にスマホを設置してナビアプリを使用していたら、高温エラーが出てフリーズしてしまった……なんていう苦い経験があるひともいるのではなかろうか。高温による動作不良もありがちだからこそ、スマホの置き場は吟味したい

最近ではスマートフォンの冷却機能を備えたホルダーが台頭。冷却ファン付きや、スマホの温度上昇を制御するペルチェ素子なる半導体を内蔵するタイプも登場してきている。そこで今回は、サンワダイレクトの最新ホルダーを使用して、どこに設置するのがベストなのかを徹底検証してみることに。テストしたのは、ダッシュボード上、ドリンクホルダー固定、エアコン吹き出し口とタイプが異なる3つのホルダーだ。

ダッシュボード付近のスマホの温度は表側が34℃、裏側は32℃まで上昇

スマホにとっての一等地ともいえるダッシュボード上。視線の移動が少なくて済むし、前方に死角ができない範囲での取り付けなら違反になる心配もない。ただ、フロントガラスから注ぐ日差しを直接浴びるだけに夏場は注意が必要だ。スマホの温度は30℃以上に到達。手で触ってみても本体が熱くなっていることが確認できた。スマホが高熱になると充電効率も落ちる。ファン&ペルチェ素子内蔵の最新ホルダーだったから30℃前後に収まったと考えるのが妥当だろう。

エアコン吹き出し口にマウントすると、表側が34℃、裏側が27℃に収まった

お次はエアコンのルーバーに固定するタイプ。ウィンドウに近い場所に設置したため西日を浴びる形になった。そのせいかスマホの表側はダッシュボード上と変わらない34℃まで上昇。対してスマホを裏側から計測すると27℃とかなりの温度差が生じる結果に。エアコンの風によりスマホが冷やされたのだろう。ただしスマホホルダーを設置したことで、エアコン吹き出し口が塞がれてしまうのが残念。実際に冷たい風が当たらないのでドライバーの体感温度は一番高かった。

直射日光が当たらないドリンクホルダー付近は

表側が29℃、裏側は26℃と一番冷えた!

今回のテストで一番スマホの温度を抑えられたのがこちら。日差しが当たりにくいうえに、ロングアームによりエアコン近くに設置できたのが大きい。冷たい風にさらされるため表側は29℃、裏側は26℃とスマホもしっかり冷やせることが分かった。またエアコン吹きだし口を塞がないのも好印象。運転席/助手席ともに暑さを感じることはなかった。ダッシュボード上と比べると視線移動は大きめだが許容範囲だ。唯一、ドリンクホルダーがひとつ使えなくなるのがネックか。