〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.56%高、独0.41%高(14日)

AI要約

欧州株式市場は14日、軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数は0.56%高で8281.05で引けた。イングランド銀行の利下げ観測や好決算により、主に住宅関連株や旅行・レジャー関連株が上昇した。

FTSEではヒクマ・ファーマシューティカルズが上昇率トップ。DAXではハノーバー再保険、ラインメタル、アディダスが上げを主導した。

一方、リオ・ティントやRWEなど一部の銘柄が下落した。

 【ロンドン時事】14日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比45.82ポイント(0.56%)高の8281.05で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.41%高、フランスCAC40種指数は0.79%高、ストックス欧州600種指数は0.49%高だった。

 軟調な英消費者物価指数を背景に、イングランド銀行(中央銀行)による次回9月会合での利下げ観測が強まり、英株は押し上げられた。主に住宅関連株が好調だった。欧州株では企業の好決算などを背景に旅行・レジャー関連株や金融株が上昇した。

 FTSEの構成銘柄では、ヒクマ・ファーマシューティカルズが4.98%上昇と上昇率トップ。賭け屋大手エンテインが4.54%高、住宅大手バークリー・グループが3.90%高と続いた。他方、資源大手リオ・ティントが1.54%安、鉱業大手アングロ・アメリカンが1.50%安だった。

 DAXでは、ハノーバー再保険が2.29%高、防衛大手ラインメタルが1.90%高、スポーツ用品大手アディダスが1.83%高と上げを主導。他方、電力大手RWEが5.70%安、エネルギー大手イーオンが2.91%安と売られた。