KADOKAWA、サイバー攻撃で36億円の特別損失計上 影響額を公表

AI要約

KADOKAWAはサイバー攻撃による業績下振れの影響額を公表した。売上高や営業利益が減少し、特別損失も見込む。

2025年3月期業績予想を下方修正し、営業利益と純利益が従来予想より減少する見込み。

サイバー攻撃による影響は大きかったが、経理機能は復旧し、徐々に事業の復旧が進んでいる。

KADOKAWA、サイバー攻撃で36億円の特別損失計上 影響額を公表

Shinichi Uchida

[東京 14日 ロイター] - KADOKAWAは14日、サイバー攻撃による2025年3月期連結業績に対する下振れの影響額について、合理的な算出が可能になったとして概算額を公表した。現段階では売上高で84億円、営業利益で64億円の減少の影響に加え、36億円の特別損失を見込む。

この結果、25年3月期業績予想は、売上高は2713億円で据え置いたものの、営業利益は156億円(従来165億円)、純利益は97億円(同134億円)に見直した。

KADOKAWAでは6月8日に大規模なサイバー攻撃が発覚した。経理機能はすでに平常状態に復旧しており、出版事業やウェブサービス事業などでも復旧が進んでいる。