スイス伝統の技法をあしらった独創的なデザイン! ブルーやレッドに彩られたエナメルの美しさが見る者を魅了する「クロノスイス」新作

AI要約

クロノスイスは、1983年に設立された名門高級時計ブランドで、独創的なデザインと優れた技術で知られています。

クロノスイスは、80年代~90年代に時計業界に活力をもたらし、メカニカルウォッチの再興に貢献した。

今シーズン登場するクロノスイスの新作モデルは、1990年代の人気モデル「デルフィス」から着想を得たもので、高いデザイン性と技術力が光る。

スイス伝統の技法をあしらった独創的なデザイン! ブルーやレッドに彩られたエナメルの美しさが見る者を魅了する「クロノスイス」新作

 1983年にドイツ人時計師ゲルト・R・ラングによってミュンヘンに設立され、世界的な人気を誇る名門高級時計ブランド・クロノスイス。

 老舗ひしめくスイス時計業界においては比較的若く、日本での知名度はまだそこまでではありませんが、独創的なデザインと優れた技術は時計愛好家の間ではつとに有名です。

 とりわけその名を広く知らしめたのは、時・分・秒それぞれを独立して表示させるレギュレーター式ダイヤル搭載腕時計の世界初の量産化(1987年)と、世界初のスケルトンダイヤル搭載自動巻クロノグラフの発表(1995年)。

 高度な時計製造技術により実現したこれらの製品は、クォーツショックの爪痕が大きく残る80年代~90年代の時計業界に活力を与え、以降のメカニカルウォッチの再興にも少なからず影響を及ぼしたとも考えられます。

 現在はスイス人実業家エブシュタインがCEOに就任、これに伴い本社機能およびアトリエをスイス・ルツェルンへ移転。

 創立当時の理念を巧みな技術とモダンなスタイリングで体現した高級時計を、少数生産で世に送り出しています。

 そんなクロノスイスから今シーズン登場するのは、1990年代に人気を博したアイコニックモデル「デルフィス」から着想を得たモデル。

心臓部であるムーブメントには、ラ・ジュー・ペレとの共同開発により生まれた自社開発ムーブメント C.6004 を搭載している点は、昨年発売の「デルフィス パライバ」「デルフィス ベンチャー」などと共通。

 緩やかに湾曲した三日月型のレトログラードミニッツには手作業によるギョーシェ模様を緻密に施し、12時位置に複雑機構ジャンピングアワーによる時間表示、6時位置にスモールセコンドを配置したデザインも前述のモデルと同様で、今回のモデルはさらに意匠性を追求したバリエーションとなります。

 鮮やかなグラン・フー エナメルの彩りなど、見る人の視線を釘付けにするのが「デルフィス ドラキュラ」「デルフィス ホライズン」「デルフィス デューン」の3モデル。