ニュースワード「風船爆弾」

AI要約

風船爆弾は太平洋戦争末期に旧日本軍が開発した兵器で、和紙をコンニャクのりで貼り合わせた気球に爆弾をつるして米本土に飛ばす兵器である。

この兵器は旧日本軍のふ号作戦の一環として女学生らも動員され、約9300個が放たれ、約1000個が北米大陸に到達した。

米オレゴン州では民間人6人が死亡する事故も発生した。

 風船爆弾 太平洋戦争末期に旧日本軍が開発した兵器。和紙をコンニャクのりで貼り合わせた直径10メートルの気球に爆弾をつるし、偏西風に乗せて米本土に飛ばす。「ふ号作戦」と呼ばれた旧日本軍の秘密作戦で、製造のため女学生らが動員された。

 1944年11月~45年4月の間、現在の福島県いわき市勿来町、茨城県北茨城市、千葉県一宮町にあった各基地から計約9300個が放たれ、約1000個が北米大陸に到達したとみられる。米オレゴン州では民間人6人が死亡した。