メルセデスベンツ、新型電動バス『eO500UA』発表…200台以上をブラジルで導入へ

AI要約

メルセデスベンツはブラジルで開催されたLatBus 2024で新型電動バス『eO500UA』を初公開した。ブラジル国内での導入計画やテスト施設での試験を通じて、環境に優しい電動バスの普及を目指している。

ブラジルでは電動バス導入には技術、インフラ、資金調達、公共政策の4つの柱が必要であり、各自治体との協力が欠かせない状況である。特に、ブラジル国内外での試験運行や安全性確認が進められている。

電動バスeO500Uは2024年末までに200台以上の導入が予定されており、さらに他国市場への展開も計画されている。メルセデスベンツのESG戦略に基づく環境に配慮した製品として位置づけられている。

メルセデスベンツ、新型電動バス『eO500UA』発表…200台以上をブラジルで導入へ

メルセデスベンツは8月6日、ブラジル・サンパウロで開幕した「LatBus 2024」において、新型電動バス『eO500UA』を初公開。LatBus 2024は、ラテンアメリカ最大のバス業界のイベント。メルセデスベンツはこの場で最新の電動モビリティソリューションを披露した。

ブラジルでの電動バスの普及には技術、インフラ、資金調達、公共政策の4つの柱が同時に機能する必要があるという。特に、ブラジルでは各自治体が異なる現実を抱えているため、電動化の進展には公共機関やサプライチェーンの協力が不可欠になる。

新型電動バスのeO500UAは、ブラジルのイラセマポリスのメルセデスベンツのテスト施設で機能性と耐久性の試験が行われる。また、ドイツとフィンランドでもブレーキシステムや安全性の検証が進められている。

ブラジル国内で生産・販売されるeO500Uは、2024年末までに200台以上の導入が予定されている。さらに、クリチバ、リオデジャネイロ、ベロオリゾンテ、ヴィトリアでも試験運行が計画されている。

eO500Uは、チリやアルゼンチンにも導入する予定で、メキシコ市場への展開も期待されている。この電動バスは、ゼロエミッション、無公害、静音運転といった環境に優しい特性を持ち、ダイムラーバスのESG戦略に沿った製品になるという。