小林製薬、紅こうじ事業撤退 19日補償開始、損失79億円

AI要約

小林製薬は紅こうじを使ったサプリメントの健康被害を受けて事業から撤退することを発表した。

撤退決定は取締役会で行われ、製品の製造・販売事業を取りやめるとしている。

健康被害の補償は19日から始められ、関連損失は79億円となった。

 小林製薬は8日、「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取者が健康被害を訴えた問題を受け、紅こうじ事業から撤退すると発表した。関連製品の製造・販売事業を取りやめる。健康被害の補償を19日から始める方針も明らかにした。関連損失は79億円となった。

 撤退は8日に開催した取締役会で決議した。完了日は未定としている。 補償は「紅麹コレステヘルプ」を含む3製品の使用者が対象。医療費や慰謝料、休業などを補償する。

 2024年6月中間連結決算では関連製品の回収にともなう特別損失40億円を新たに計上した。