軽カーで「テール・トゥ・ノーズ」の白熱バトル! ホンダ「S660」やスズキ「カプチーノ」で争う「東北660ターボGP」の第2戦の結果を報告します

AI要約

第2戦「東北660ターボGP」でのレース結果を報告。1クラスでは2台のドライバーが激しいバトルを繰り広げ、2クラスではスズキ「カプチーノ」の89号車が初優勝を果たし、3クラスはホンダ「S660」対決が展開された。

1クラスでは絶対王者の金澤延之とライバルの齋藤博文が激しい戦いを展開。齋藤が2連勝し、初のシリーズ制覇に近づく。

2クラスではスズキ「カプチーノ」の89号車が初優勝を達成し、シリーズチャンピオンの可能性が高まる。

軽カーで「テール・トゥ・ノーズ」の白熱バトル! ホンダ「S660」やスズキ「カプチーノ」で争う「東北660ターボGP」の第2戦の結果を報告します

過給器が付いた軽自動車によるスプリントレース、「東北660ターボGP」の第2戦が2024年6月30日に開催されました。今回も3月の開幕戦と同じ福島県エビスサーキット東コースが舞台です。各クラスの模様をレポートします。

1クラスは絶対王者として長きにわたって君臨し続けている、880号車 金澤延之とプライベーター256号車 齋藤博文の2台が熱いバトルを展開。第1戦ではポールポジションの金澤がスタート直前でエンジンがかからないトラブルに見舞われ、ピットスタートから脅威の追い上げを見せたものの、総合3位で優勝の座は齋藤に奪われてしまった。

今回、リベンジの機会をうかがう第2戦は湿度が影響したのかブーストが上がらず、齋藤にやすやすとポール・トゥ・ウィンを許す結果となってしまう。これで齋藤は2連勝となり、初のシリーズ制覇に大きく近付いた。

2クラスは前戦まで3クラスで圧倒的な速さを誇っていた、スズキ「カプチーノ」の89号車 松山雄大が純正タービンのままステップアップ。軽量なボディと公式レースでも結果を残したテクニックにより、予選では後続を2.5秒も引き離しポールポジションを獲得する。

決勝も危なげのない走りで2クラスでの初優勝を達成した。大会規定で全戦参加のドライバーにはボーナスとして10ポイントが付与され、途中でクラスを変更した場合は参戦した回数の多いクラスに10ポイントが与えられるため、残り2戦も2クラスにエントリーを続ければシリーズチャンピオンの可能性は十分にある。

そして激戦の3クラスは19号車 日向繁美と173号車 阿部優翔のホンダ「S660」対決となった。予選は日向の1分14秒458に対し阿部は1分14秒709で、決勝も終始テール・トゥ・ノーズの接近戦を展開する。

阿部がファステストラップで日向をわずかに上まわるものの、オーバーテイクする隙までには至らず日向が逃げ切った。なお3位は初参加の312号車 岡野知大が入賞した。併催の「東北660 HA36カップ」に出走する予定だったドライバーが体調不良で、急遽ダブルエントリーとなったが、両カテゴリーで表彰台に立ったのは見事だ。