日本の平均年収458万円「ディフェンダーは買えるのでしょうか。」どんな場所にも行ける高級SUVをどうやって買う? 月々の支払いは?
ディフェンダーはイギリスのランドローバーが生産しているSUVモデルで、日本でも人気が高い。
初代モデルは1948年に登場したランドローバー シリーズIを基にして誕生し、進化を続けてきた。
ディフェンダーを購入するには約2400万円ほどの年収が必要で、高収入の層にしか厳しいと言える。
「ディフェンダー」は、イギリスのランドローバーが生産しているSUVモデルです。
日本でも根強い人気を集めており、2024年上半期の「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移」では110モデルが16位にランクインしています。
初代モデルは1948年に登場した「ランドローバー シリーズI」をもとに誕生した四輪駆動車でした。
1980年代には110インチのホイールベースに由来する「ランドローバー110」や、同様の由来による「ランドローバー90」などに車名を変更しながら進化を遂げています。
1990年には他のランドローバーシリーズとの混同を避けるため「ディフェンダー」の愛称名を追加。その後も初代から受け継がれる基本設計を継承し続けますが、2015年に生産が終了します。
そこから4年の空白を経て2019年に、歴史あるスタイルを継承しつつ、アルミ製モノコックボディに変更し誕生したのが現行型のディフェンダーです。
2024年には新型「ディフェンダー オクタ」が登場し、さらに進化した姿を見せました。
オクタは110モデルをベースに、V型8気筒ツインターボガソリンエンジンとマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたパワーユニットが搭載されました。
さらに6Dダイナックエアサスペンションをディフェンダーとして初めて取り入れ、ランドローバー車のなかでも最高峰の走破性を実現しています。
このように走行性能の発展を続けているディフェンダーですが、実際に購入するとなると、どれくらいの年収が必要になるのでしょうか。
まず、ディフェンダーの本体価格は、最も安いもので110モデルの855万円です。これにオプションなど足すと、約1200万円程度となるようです。
通常、無理なく購入できるクルマの価格は、年収の半分までといわれています。そうなると、ディフェンダー110の場合は約2400万円ほどの年収が必要になるといえます。
国税庁の統計調査では、2022年度の平均年収は457万6000円と発表されていました。男性の平均は563万3000円、女性は313万7000円です。
共働きの世帯年収として男性の平均と女性を足してみても、877万円にしかならず2400万円には到底届きません。
そのため、ディフェンダーを購入するのは高収入の層でないと厳しいといえます。